コラム
2023.12.28
「多焦点眼内レンズ手術について」
当院では、白内障手術の際に多焦点眼内レンズを使った手術が可能です。
多焦点眼内レンズとは
多焦点眼内レンズは、白内障手術の際に植え込まれる眼内レンズの一種です。
これは、近視と遠視の両方に焦点を合わせることができるため、患者様は近くと遠くの両方の対象物を見ることが可能になることが期待されています。従来の単焦点眼内レンズとは異なり、多焦点眼内レンズは順応期間が必要な場合がありますが、一度慣れるととても便利な眼内レンズです。
多焦点眼内レンズにはいくつかの種類があり、その中には円状環境で焦点を変えるものや、屈折力が異なる複数のゾーンを持つものなどがあります。手術前に医師がどの種類の多焦点眼内レンズが適しているかを、共に検討していただくことが重要です。
多焦点眼内レンズのメリット
多焦点眼内レンズの最大の利点は、患者様が複数の焦点でクリアな視界を維持できることです。これにより、日常生活での視力補正が容易になり、眼鏡やコンタクトレンズの使用頻度が減少します。また、多焦点眼内レンズは、視力の変化に柔軟に対応できるため、患者が異なる距離の対象に自然に焦点を合わせることもできると言われています。
多焦点眼内レンズのデメリット
一方で、多焦点眼内レンズにはいくつかの注意点も存在します。まれに視力の適応期間が必要であることや、一部の患者様は、光の乱反射(ハロー、グレア、スターバースト)を経験する可能性がある点に留意する必要があります。また、手術の際には担当医師とのコミュニケーションが重要であり、期待値を理解することが重要です。
最後に
多焦点眼内レンズは、現代の視力補正技術の中で特に優れた選択肢です。
当クリニックでは、患者様の個別のニーズに合わせ、最適な多焦点眼内レンズを提供しています。最新の技術と経験豊富な医師陣が、患者の視力補正の新たな一歩をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
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